創立者について

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創立者 金子雅俊の想い

分子栄養学研究所は、後に「日本の分子整合栄養学の祖」と呼ばれることとなる金子雅俊という一人の科学者により、1985年に創立されました。
創立から永眠するその日まで、彼が生涯大切にした創立の精神は、現在も当研究所の中で大切に受け継がれています。

創立者 金子雅俊

日本の分子整合栄養学の原点としての責任を果たす

日本では、国民皆保険制度の恩恵で保険診療の範囲内であれば比較的安価に治療を受けられるため、病気に罹ったら薬で症状を抑える対症療法が医療の主流で、根本治療や予防医療は一般に広く浸透していません。病気の根本的な原因にアプローチしない日本の医療体制に疑念を抱いた金子が出合ったのが、分子整合栄養学でした。

分子整合栄養学は、ライナス・ポーリング博士とエイブラム・ホッファー博士という2人のパイオニアが中心となって理論を確立した、分子生物学に基づく新しい栄養学です。ポーリング博士に師事し、ホッファー博士とも交流を重ねる中で、金子は「栄養欠損を改善しなければ、病気の原因を根本的に改善することは難しい。だから、むやみに薬を多用・連用すべきではない。」と考えるようになりました。

Nearly all disease can be traced to a nutritional deficiency.

ライナス・ポーリング博士

(1901-1994年)

米国の生化学者、物理化学者。分子生物学の先駆者であり、分子整合栄養学理論確立の中心人物。1954年ノーベル化学賞受賞、1962年ノーベル平和賞受賞。「すべての時代を通じて最も偉大な科学者のうちの一人」と称される。

If the patient has been to more than four physicians, nutrition is probably the medical answer.

エイブラハム・ホッファー博士

(1917-2009年)

カナダの生化学者、医学博士、精神科医。分子整合精神医学の提唱者の一人。統合失調症の治療にナイアシン等を用いた栄養療法の第一人者であり、患者の社会復帰を目指して88歳で現役を引退するまで尽力したことで知られる。

分子栄養学研究所は、薬物療法中心の対症療法が主流の日本に、分子整合栄養学による根本治療という新風を吹き込むために創立されました。日本に初めて分子整合栄養学を導入して「日本の分子整合栄養学の祖」と呼ばれるようになった金子の遺志を継ぎ、「日本の分子整合栄養学の原点」としての責任を果たすべく、当研究所は3つの活動を行っています。

分子整合栄養学の普及と発展を目指す3つの活動

1. 研究

分子整合栄養学という学問を発展させるために、基礎科学、臨床、メディカルデータサイエンスならびに学術情報に関する研究を行っています。それぞれの研究において専門性を高め、体系的に研究を進めることで、さらなる分子整合栄養学理論のエビデンスの構築を行ってまいります。

2. 製品開発

身体を構成する分子に異常が起き、細胞機能が低下した状態を立て直すには、食事のみで十分な栄養素を補給するのは困難です。そのため、当研究所では分子整合栄養学を実践する方のために、内側と外側からの栄養補給を効率化するツールとして、分子整合栄養学理論に基づくダイエタリーサプリメントとスキンケア製品の開発を行っています。

3. 共学(教育)

分子整合栄養学を実践するには、身体の仕組みと栄養素の働きを知る必要があります。そこで当研究所では、分子整合栄養学を皆様と共に学んでいけるように、さまざまな情報提供を行っております。